前回は10月2日00:24参照
北斗の拳SEでクレオチが発生、設定6が確定した夏目五郎。
「設定6なら勝利はもらったも同然!」
…そう思い、気持ちも高ぶった。
意気揚々とブン回したが、北斗の拳SEは全く反応しなかった。
初当たりやモード移行は完全に高設定なのだが、連チャンに恵まれず、増えるのは投資ばかり。結局2万円以上の投資をするも出玉を得ることが出来なかった。そして夕方にはヘタレヤメ。
高設定は絶対勝てると思っていたので、この出来事は非常にショックだった。
そんな事もあり、大阪には居たくなくなった。
しかし、旅行を続けたい気持ちはあったので、まだ見ぬ土地を目指すことにした。
ふと四国に行きたいと思い、バスで伊丹空港を目指した。
飛行機を利用した事がなかったので、電車感覚で気軽にいつでも乗れると思っていた。
しかし、お盆シーズンという事もあり、キャンセル待ちが現実だった。
そう、ただの無駄足になってしまったのだ…。
「ならば電車しかない」と目的地も決めずに特急電車に乗り込んだ。
西へ向かい、疲れていたので車内で寝込んでしまい、終点のアナウンスで目が覚めるとそこは鳥取県だった。
その日は時間が遅い事もあり、ここに泊まることにした。
鳥取県と言えば砂丘が有名なので、早速観光してこようと思い、電車を乗り継いで鳥取駅に降り立つ。
が、そこで驚愕の事実を目のあたりにしたっ!
なんと、改札口が無人なのだ!!
無人改札は地元静岡県でも見たことがあり、その存在は知っていたが、県内で一番大きな鳥取駅が無人改札だった事は衝撃的だった。
「おいおい、大丈夫かよ!?」
そんな嫌な予感が的中したのか、周辺のホテルはお盆シーズン突入でどこも満室。
更にネットカフェもなく、いきなり路頭に迷うことになってしまった。
今考えれば、カラオケやレンタカーを借りる手段もあったかもしれないが、その時は思い浮かばなかった。本当に何もない。コンビニも閉まっており、完全にお手上げ状態だった。
しばらく周辺を歩いて探索するも何もなく、仕方ないので、このまま歩いて砂丘を目指す事にした。
ちなみに、鳥取駅から砂丘までは約10キロ、結構な距離である。
体力には自信があったので、看板を頼りに歩いた。
街灯も少ない深夜の道は真っ暗で不気味だった。
しばらく道を進むと突如大声で
「おい!お前、何をやっている!?」
そう言って何者かが近づいてきた!!
冷静に考えれば警察官の職務質問だったかもしれないが、見知らぬ土地で尚且つ不意をつかれた俺の取った行動は…。
全速力で逃げる事だった!
捕まったら殺されるっ!!
そんな思いが頭をかすめた。
無我夢中で逃げ、何とか振り払う事に成功。
しかし、まわりに誰もいない場所、大通りに出たらすぐにバレる!!
そこで俺は近くの公園に身を潜めることにした。
…つづく。
出典: パチマガスロマガ「決死のパチスロサバイバル日本縦断編5」内の不定期連載「夏目血風録」(2013年10月7日(月) 掲載)。 本文は当時の掲載どおりで、書き換えていません。