夏目血風録

第2話

2013年6月12日(水) 掲載全32話中 2話目

前回は6月10日14:39参照

幼馴染みのNと共に、人生初のパチンコ屋に行くことになった夏目五郎。
向かった先は地域密着型のホールで、実家から1キロもない場所だった。

当時は自転車移動の友達も多く、単純に近所だから常連だったんだと思います。

幼馴染みのNは後に「田吾作」と呼ばれるようになる男である。親しみを込めて以後、彼の事を田吾作と呼ばせてもらおうか。

名前の由来は長くなるのでまたの機会に(笑)。

田吾作とは幼稚園から中学まで同じで、あまりに遊びすぎて彼の実家の電話番号を今でも覚えてるぐらいだ!

人付き合いも良く、文武両道だったので自然と皆が慕っていた。

そんなカリスマ的な存在である田吾作がハマッている、パチスロを遂に夏目五郎も初体験することに。

不安と期待を胸にお店に入ると…。
今まで経験したことない世界が待っていた!!

まず、衝撃を受けたのはホール内の雑音である。

誰でも最初は戸惑うで有ろうが、うるさすぎて鼓膜が破れるんじゃないかと…。
さらに平日の昼間にも関わらず中々の客つき、老若男女が入り乱れていた。

そんな状況に焦る中、田吾作はパチスロ史上最大のセールス数を誇る「北斗の拳」を勧めてくれた。

80台近くある北斗の拳からおもむろに台を選び、打つことになったのだ。

と言ってもコインの借り方すらわからないので田吾作に聞きまくった(笑)。

コイン投入する作業がめちゃくちゃ大変で、リプレイが揃ってるのにコインを入れたりしてた。

周りの話だと一万円なんて一瞬でなくなるとの事だったので、一万円は黙って打つことに。

気がつけばケンシロウがジャギを倒していた。

なんのこっちゃ!?

と思っていると、田吾作が駆け寄ってきて赤7を華麗に揃えくれた。

すると、闘技場でケンシロウが
アチャー!
ホォアター!!
と暴れだす(笑)。

押し順に従えばコインが増える事を聞いて、打ち始めるとコインが増える! 増える!!
あっという間に下皿からコインがボロボロと溢れる有り様に、テンパると同時にテンションも急上昇!
周りの友達が10万ぐらい勝った話も良く聞いていたので、欲望むき出しでいると…。

田吾作「あ、それ多分終わった!」

画面を見ると敵のラオウが、かめ○め波のような技を使っていた!!
ケンシロウは負けてしまい、そして剛掌波の言葉の意味がやっとわかった瞬間だった(笑)。

32G回したらヤメた方がいいと言われたのでヤメることに。

メダルを流し換金すると、目の前にあったのは自分が使ったお金よりも増えているお金だった。

5連程して投資は一万円も使ってなかったので数千円勝っていたのだ!

この時、あんなメダルに価値があるに衝撃を受けた。
そして短時間でお金が増えた事に今までにない感情が芽生えていた。

こうして、人生初のパチスロをビキナーズラックによる勝利で終えた夏目五郎であった。

…つづく。

出典: パチマガスロマガ「決死のパチスロサバイバル日本縦断編5」内の不定期連載「夏目血風録」(2013年6月12日(水) 掲載)。 本文は当時の掲載どおりで、書き換えていません。