1人の時と同じ甘い立ち回りを、人件費がかかった状態でやるからです。僕、夏目五郎は「人を使ったら1人の時よりシビアにやらないといけない」が打ち子稼働の大原則だと考えています。

この記事の要約

  • 視聴者のサラリーマンの方から届いた「打ち子を雇って負けた」という報告をもとに、失敗の原因を分解した
  • 下見する店舗を広げるほど狙いの精度は落ちる。設定狙いは量より質
  • 人を使う設定狙いは、設定6が入る店以外は攻めない
  • 打ち子は原則1人からスタート。育ってから2人目を雇う
  • 打ち子稼働は不労所得ではなくレバレッジ。最初は自分が現場に出て背中で教える

打ち子稼働の失敗はどう分析すればいいのか

問題を細分化することです。「なんとなくうまくいかなかった」を改善しようとしても直りません。要因を1つずつ明確に分けるのが先です。

今回の題材は、土日メインで設定狙いをしているサラリーマンの方の実例です。1人での稼働は悪くない収支だったのに、打ち子さんを複数人雇った途端に大きく負けて、軍資金がなくなって稼働中止になった。この報告を読んで「ここを直せばよくなるのに」と思った人は多いと思うんですけど、大事なのはその直感を問題ごとに分解することなんですよ。僕がこの報告から拾った問題は、下見の範囲・機種と店の選び方・雇う人数・人件費・立ち回りの甘さ・現場に自分がいないこと。1個ずつ順番に説明しますね。

下見する店舗数はどう決めればいいのか

絞ってください。下見する店舗が増えるほど、狙い台の精度は単純に落ちます。設定狙いは量より質です。

データサイトの数字だけでは分からない部分が、設定狙いには必ずあるんですよ。朝のお客さんの流れ、店の人の話、自分の目で見た確定演出。現場に足を運ばないと本当の設定配分は見えてこない。1人で、しかも仕事をしながら大量の店舗を追えば、1店舗あたりの精度が落ちるのは当たり前なんですよね。中途半端な店を何店舗も持つより、鉄板と言える強力な店が1店舗ある方が、設定狙いは結果が出ます。これはハイエナとは逆の考え方です。ハイエナなら微妙な店でも数が武器になりますが、設定狙いは質がすべてです。

人を使う時の店選びはどう変わるのか

「高設定っぽい店」は攻めないことです。人を使う設定狙いは、設定6が入っていると確信できる店以外はやらない方がいいです。

理由は人件費です。中途半端な設定を打つと、人件費の分だけ利益が消えるんですよ。しかも人数が増えると判別もやめ時も全体的に遅くなるので、低設定をつかんだ時に1人の時より何倍も早く、大きく負けられる。「勝てる時は勝てるけど、負ける時も大きい」のが複数人稼働です。だから1人の時に打たない台は、人が待っているからといって絶対に打たせちゃダメなんです。根拠のない履歴打ちや優先順位の低い台で埋めるくらいなら、打たない方がいい。ハイエナならボーダーを下げてもトータルで人件費以上に期待値が出ていればいいんですけど、それも軍資金に余裕がある人に限った話ですね。

打ち子は最初何人から雇うべきなのか

1人です。雇ったことがない人は、まず1人でやって、その人が育ってから2人目を雇ってください。

いきなり複数人はほぼ無理です。知識も立ち回りも身についていない人を複数人抱えると、教えるだけで手一杯になって、稼働どころじゃなくなるんですよ。最初の段階では、打ち子さんはあなたと同じ動きができません。そして打ち子さんを1人でも使った瞬間から、あなたはプレイヤーではなく指揮官です。監督であり社長です。自分の経験値がないうちに人数だけ増やしても采配できないので、まず自分が上級者になって、打ち子さんが指示なしでもある程度期待値を取れる状態を作る。この順番を飛ばすと崩壊します。

打ち子稼働は不労所得になるのか

なりません。僕は不労所得ではなく「レバレッジ」と言っています。自分の時間を犠牲にして教える覚悟がないと成立しません。

自分は仕事や家にいて、遠隔指示だけで稼いでもらう。この発想でやると最初はまずうまくいかないです。今のパチスロは判別もやめどきも難しくて、知識も要るので、自分が現場に出ないと結果が出にくいんですよ。仕事中に連絡が取れず、低設定を回され続けた──まさに今回の報告にあった失敗です。現場に出て、自分がやっていることを背中で見せて育てる。設定推測でほぼ高設定と分かった台を任せるのはいいですが、まだ入っているか分からない店や台を任せるのはダメです。勝手に任せてできる人なら、そもそも1人で打って稼いでいますからね。

打ち子だけで平日稼働させるには何が必要なのか

再現性です。打ち子さんだけでも再現できるレベルのことしか要求しない。これに尽きます。

自分1人でやってもうまくいっていないことを人にやらせても、結果は出ません。平日を打ち子さんに任せたいなら、前日にどの店をどう回るかまで示せる状態にしておくか、狙いが明確に絞れる店に行かせる。ハイエナは期待値が見えていて失敗しにくい、つまり再現性が高いので、平日に打ち子さんだけで動かすならハイエナの立ち回りが向いています。人を使う時は「自分にしかできないこと」をやらせちゃダメで、「教えれば誰でもできること」をやらせる。ここを外すと、人件費がかかっている分、1人の時より確実に負けが膨らみます。

よくある質問(Q&A)

Q. 打ち子稼働が失敗する一番の原因は何ですか?
A. 1人の時と同じ甘さで、人件費がかかった状態の立ち回りをすることです。人を使ったら1人の時よりシビアに。これが大原則です。

Q. 下見の店舗数は多い方がいいんじゃないですか?
A. 設定狙いは逆です。店舗数が増えるほど1店舗あたりの精度が落ちます。中途半端な店を何店も見るより、鉄板の店1店舗の方が結果が出ます。

Q. 打ち子は何人から雇えばいいですか?
A. 原則1人からです。育ってから2人目を増やします。雇った瞬間からあなたは指揮官なので、采配できる経験値がないうちに人数を増やすと崩壊します。

Q. 仕事をしながら遠隔指示で稼働してもらえますか?
A. 最初は無理だと考えてください。判断が必要な場面を任せられるのは、テンプレ化が済んで打ち子さんが育った後です。序盤は自分が現場に出るしかないです。

Q. 打ち子稼働で軍資金はどれくらい重要ですか?
A. 決定的に重要です。人件費を払いながら非等価の換金もこなすので、資金が少ないうちに人を使うのは無謀です。余裕がないうちは1人で立ち回ってください。

この記事のデータについて

元動画は視聴者の稼働報告を夏目五郎が添削する形式です。報告内の金額・時給・店舗数などの数値は自動字幕上で確定できないため、この記事では数値を伏せ、考え方の部分のみを本人の発言に沿って構成しています。