軍資金10万円で日本縦断の旅打ちに出る前、僕は編集部で約2ヶ月の研修を受けました。鍛えられたのはパチスロの立ち回りだけじゃありません。文章の書き方、データの取り方、まとめ方。旅打ちの成否はホールに入る前の準備でほぼ決まっていたと、今でも思います。

> 要約
> - 5代目旅打ち人に選ばれた後、旅打ち開始までに約2ヶ月の研修を受けた。編集部を訪れるのはこれで4回目
> - 研修内容はライターのコラムを自分なりの言い回しに書き直す文章訓練、データ取りとまとめ方のレクチャー
> - 研修中の1ヶ月に及ぶ仮想旅打ちでは+129万6000円のプラス収支を記録
> - 講師や担当からの評価は「想像以上に真面目」。オレ様キャラを想像されていたらしい

熾烈な選考を勝ち抜いても、まだスタート地点じゃない

3月上旬、僕は大きなトランクを手にスロマガ編集部を訪れました。編集部に来るのはこれで4回目。ただ、それまでは旅打ち候補者の一人として面接に来ていたに過ぎません。5代目旅打ち人として改めて足を踏み入れたそこは、全く違う景色に見えましたね。

そこから旅打ち開始までに約2ヶ月の研修です。選考を勝ち抜いて座を射止めたとはいえ、編集部から見れば改善すべき点が多く、まだまだ鍛える必要があるという判断でした。悔しいですけど、その通りだったと思います。

最初の研修はパチスロじゃなくて「文章」

まず徹底指導されたのが、文章を書く際の基本です。ライターのコラムを自分なりの言い回しに書き直すトレーニングをやりました。

結果として分かったのは、淡々とした文章を書くことは得意だけど、感情を全面に押し出す文章は苦手だということ。旅打ちはブログで毎日発信する企画なので、これは重要な課題でした。パチスロで勝つ実力と、その面白さを伝える実力は別物なんですよ。この時に文章を鍛えられた経験は、正直その後の人生でもずっと効いています。

データ取りの研修で悪戦苦闘した

次はデータ取りの研修です。攻略軍団の中でもデータ取りに定評のある菊丸さんを講師役に、データ取りの方法やまとめ方をレクチャーしてもらいました。

僕は普段、そこまで事細かに実戦データを取ることはありませんでした。実戦しながら、何か起こる度にデータの書き方を聞く。特に当時はARTシステムが複雑な機種が多かったので、悪戦苦闘しましたね。誌面に載せるためには全体を通して統一した表記にしなくてはならないので、実戦で起こったことをメモ帳を見ながら書き直して、細かい指導が繰り返されました。

ちなみに研修終了後、菊丸さんは特別に「萌えとは何か」についてもアツく語ってくれました。旅打ちで役に立ったかは不明です(笑)。

仮想旅打ち1ヶ月で+129万6000円

研修中には、1ヶ月に及ぶ仮想旅打ちもやりました。結果は+129万6000円のプラス収支。この数字が「立ち回り力には太鼓判」と紹介される根拠になったわけですが、僕としては本番前に「このやり方で食っていける」という確信を数字で持てたことが大きかったです。

当時の研修レポートに、僕はこう書いています。「純粋に楽しかったですね。普段は殺伐としたホールでピリピリしているので、今回のような研修は新鮮でした」。講師の菊丸さんからは「想像していたよりも真面目だったのが好印象」、担当さんからは「想像以上に真面目な姿勢に正直ビックリ」という評価でした。「自称・天才ですから」なんて豪語していたので、オレ様キャラを想像されていたみたいです(笑)。

でも、負けず嫌いで何事も最後まで諦めない性格と、やると決めたことに真面目に取り組むのは、僕の中では矛盾しないんですよ。軍資金10万円からの日本縦断という無茶な企画をやり切れたのは、旅に出る前のこの2ヶ月があったからだと思っています。準備なきパチスロは敗北を意味しますから。

この記事のQ&A

Q. 旅打ち人ってすぐ旅に出るんじゃないの?
A. 出ません。僕は旅打ち開始までに約2ヶ月の研修を受けました。文章の書き方、データの取り方、仮想旅打ちまでやってからのスタートです。

Q. 仮想旅打ちの結果は?
A. 1ヶ月で+129万6000円でした。本番前にこの数字を出せたことで、自分のやり方で食っていける確信を持てました。

Q. 研修で一番役に立ったのは?
A. 文章訓練です。淡々と書くのは得意でも感情を伝えるのは苦手だと自覚できた。パチスロの実力と伝える実力は別物だと知れたのが収穫でした。

YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/@夏目五郎-b3l