平日の昼間、井の頭公園にいました。キックボクシング的なトレーニングの練習が終わって、プロテインを飲みながら、せっかくだから外で動画を撮ろうと。井の頭公園は初めて来たんですけど、かなり広くていいですね。東京って自然のある公園があんまりないんで、平日の昼の公園はいい癒しになります。

で、この吉祥寺という場所なんですけど、僕、来るのが本当に久しぶりだったんですよ。

昔、パチスロを打ちに吉祥寺に通っていた時期がありました。元パチスロ雑誌のライターだった方が出したお店があって、そこに何ヶ月か行っていたんです。当時はグループ打ちみたいなことをしていました。

正直に書きます。あのお店は設定が入っていたのにお客さんがあんまりいなくて、僕らみたいなグループは、店からしたら明らかに邪魔だったと思うんですよ。すごい迷惑なことをしてたんだろうなという自覚がありながら、周りのグループの人に流されて通っていました。僕はあんまり行きたくなくて、申し訳ないなという気持ちがずっとあった。一緒に打っていた人たちはマナーも悪くて、周りの人と揉めたりもしていて、それに自分が加担しているのも嫌だったし、大して勝ってもいなかった。罪悪感しかなかったですね。

結局どうなったかというと、店側がうまかったです。多分ですけど、フェイクの入れ方とかで僕らを負けさせて、「この店はダメだ」と思わせて、うまく通わせないようにした。僕としては、すごいなという感じです。

それで僕はそのグループ自体をやめました。やめ方もひどくて、「親が死にそうだからしばらくできない」というよく分からない嘘をついて離脱しました。正面から言えない相手だったんで。で、一人で自分の家の近くでハイエナをするようにしたら、収支がすごく伸びたんですよ。

この経験から僕がずっと思っているのは、価値観が合わない人、嫌だなと思った人からは、どんどん離れた方がいいということです。今なんてLINEをブロックして連絡先を消せば、基本的にもう会うことはないじゃないですか。多少お金になる相手でも、自分が嫌だと思ったら関わらない。自分の勘って結構合ってて、「無理だな」と思った人は大体合わないんですよ。無理に付き合う必要はないです。

あともう一つ、公園で考えていた話を。実は翌日に格闘技の試合があって、結構怖くて、どう戦おうか色々考えていたんです。

格闘技って、バックボーンがすごく大事なんですよ。柔道や空手をやっていた人は、総合格闘技を始めたてでも強い。じゃあ僕が十何年やってたパチスロのバックボーンは強いのかというと、マジで弱いです。理由も分かってて、姿勢なんですよ。パチンコ・スロットって猫背で座り続けるじゃないですか。背骨が曲がっていると力が出にくくて、パンチもキックもうまく打てない。僕は姿勢を直すのに相当かかりました。パチスロのダメなところは、間違いなく姿勢が悪くなるところです。

ただ、体は弱くても、勝つために必要な考え方は使えると思っています。パチンコ・スロットで勝ちやすいのは天井狙いやハイエナだけど、周りの評価はあんまり良くなくて、高設定狙いの方が王道だと言われる。格闘技も一緒で、打撃で勝つのがかっこいいとされてるけど、できもしないのに打撃で行って負ける人が多い。だったら地味でも人気がなくても、組んで勝つ。僕はそういうマインドが、パチスロで染みついてるんですよね。

格闘ゲーマーの梅原大吾さんが「勝とうと思った瞬間につまらなくなる」という趣旨のことを言っているのを切り抜きで見て、確かにと思いました。勝とうとしたら手堅いことしかやらなくなるから、作業になる。パチスロもそうでしたから。いい台がなければ打たずに待つ、本能のままに動かない、自制の連続です。勝つことと楽しむことは、実は反対方向を向いている。それでも勝ちを取るのが、僕の選んできたやり方です。

外で動画を撮るのはいいですね。過去の動画も、外で撮ったものは当時のことをすごく思い出すんですよ。この井の頭公園の動画も、何年か後に見返した時に、いろんな感情が浮かぶんじゃないかなと思っています。

記事内Q&A

Q. 嫌な人からすぐ離れるのは逃げじゃないですか?
A. 逃げでいいと思いますよ。僕は嘘までついてグループを抜けましたけど、一人になってから収支が伸びました。合わない人と我慢して組むストレスは、成果まで下げるんです。自分の勘で無理だと思った相手は大体本当に無理です。

Q. パチスロの経験って他の分野で役に立ちますか?
A. 体には最悪、考え方には有効です。姿勢が悪くなるのは間違いなくマイナス。でも「かっこよさより勝ち筋を選ぶ」「手堅い行動を自制しながら積む」という考え方は、格闘技でもそのまま使えています。

Q. 勝とうとするとつまらなくなるなら、どうすればいいんですか?
A. つまらなくなることを受け入れるかどうかだと思います。勝ちに行くとは、派手さを捨てて作業に徹することです。僕はパチスロでそれを選んで勝ってきました。楽しさを取るか勝ちを取るか、先に決めておくと迷わないですよ。