当時の僕は、東京の稼働地域を抽選箱で決めて立ち回る企画をやっていました。この日引いたのは中野と杉並。正直、一番引きたくなかったエリアです。家から遠いんですよ。「ふざけんな、マジで」って声が出ましたね。

この記事の要約

  • 江東区・千代田区方面から始まり、前月は練馬・板橋。次のエリアをガチ抽選で決めた
  • 引いたのは中野・杉並。バイクで片道1時間以上かかる、一番避けたかった方面
  • 中野は専門学校時代、俳優を目指して芸人のライブを見に通っていた思い出の街
  • 練馬・板橋の反省は、高設定狙いのブランクと、ハイエナがリセット対策で通用しなくなってきたこと
  • 翌月からはハイエナ中心をやめて、設定を使う店をどんどん狙う方針に切り替えた

ガチの抽選で「マジか」

残りのエリアを紙に書いて箱に入れて、目をつぶって引く。不正なしのガチです。僕自身、次はどの地域でやるのか毎回楽しみにしてたんですよ。

開いた紙は、中野・杉並。遠いんだよ、マジで。前月の練馬の端の方まで行った時に「荻窪」という看板を見たんですけど、そこからさらに距離がある。今までと同じように、片道1時間以上かけてバイクで通うことになります。ちなみに僕はこの時まで、荻窪を西東京だと思ってました。杉並区だったんですね。

電車という手もあるんですけど、朝の総武線がありえないぐらい混んでるんですよ。あれに乗るくらいならバイクの方がまだマシです。ただ移動で消耗すると稼働のクオリティが下がる。実際、練馬・板橋の月は移動距離が長すぎて毎日結構疲れてました。向こうに安く泊まれる場所でも見つかればな、と考えてましたね。稼働って、打つ前の生活設計から始まってるんですよ。

中野は俳優を目指していた頃の街

実は中野には思い出があります。専門学校に通っていた、東京に出てきて間もない頃。当時の僕は俳優を目指していて、中野ブロードウェイで芸人さんがライブをやっていたので、何か得るものがあるんじゃないかと見に行っていたんです。

その頃の中野の商店街にはパチンコ屋が結構あって、北斗の拳を打ってました。もちろん当時はまったく勝てない時期です。台を打ってから芸人のライブを見に行く、そんな日々でした。約10年ぶりの中野。裏通りに昔の4号機のパルサーが置いてある店があったのを覚えていて、打ちてえなと思ってたんですよね。

練馬・板橋の反省: ブランクは数字に出る

前月の練馬・板橋では、狙えそうな店があったので高設定狙いをやりました。ただ正直、収支は伸ばしきれなかった。原因ははっきりしていて、高設定狙いのブランクです。

見切るタイミングが分からない。店の癖が分からないから、入らなそうな台に座ってしまう。他に強い台が出た時に、どこまで自分の台を追っていいのか判断できない。設定がどれだけ入る店なのかを体感していないと、この全部で少しずつ収支が削れていくんですよ。

初めて打つ機種のロスもありました。この月に初めて触ったAT機は、設定6を打った経験があればすぐ分かるタイプの台なのに、経験がないから無駄に打ってしまった。逆に本物の6が入った日は、朝の挙動を見た瞬間に別格だと分かりました。アクロス系の機種も初打ちで、目押しやリーチ目の対応でロスが出た。技術も店読みも、経験値がないところには必ず数字で跳ね返ってきますね。

ハイエナから設定狙いへ

そしてこの時期、ハイエナがきつくなってきていました。店のリセット対策がえぐくなって、ハイエナで動く人自体も増えて、朝から安い台にもしっかり人がつく。取れても安い、リセットを食らったら丸損。

だったら、多少期待値が下がるリスクを取ってでも高設定狙いをした方がいい。低設定を打たされる可能性があっても、僕はそっちを選びました。それと、新しく設定を使い始めた店ってライバルがつきにくいんですよ。狙い方のビジョンがみんなに見えてる店は厳しいけど、見えてない店を先に見つけられれば、高設定狙いはやってる人が少ない分チャンスがある。翌月は設定が入ってる店をどんどん使っていく、そう決めて中野・杉並に向かいました。

記事内Q&A

Q. 抽選で地域を決めるメリットなんてあるの?
A. 自分では絶対選ばない街を回れることです。土地勘ゼロの場所で店の傾向を読む訓練になるし、思い込みで避けていたエリアに使える店があったりする。楽しみが続くのも大事で、僕は毎回この抽選が楽しみでした。

Q. 知らない地域の最初の数日は何をするの?
A. 店の下見です。最初の数日は店の傾向も分からないので、朝も早起きせず、うろうろ店を見て回って、打てるハイエナがあれば拾うぐらい。自分の中でビジョンができたら、そこから本気の立ち回りに切り替えます。

Q. ハイエナはもう稼げないってこと?
A. 当時の僕の感覚では、リセット対策とライバル増で効率がかなり悪くなっていました。だから僕は設定狙いに切り替えた。ただ土地勘のある地域で朝から晩まで回れる人なら話は別です。自分の条件で期待値を比べて選ぶことですね。