僕の昔話の続きです。二十歳でスロプロとして一人暮らしを始めて、法則を見つけて調子に乗って、ゲームにハマって堕落して、最後は破産すると思って実家に帰りました。今思うと、あの撤退が転機だったんですよね。

成人式の後に「スロプロになる」と決めた

前回までの話で、僕は18歳でパチスロを始めて、東京で俳優を目指すけどなれなくて、幼なじみと組んでパチンコスロットで資金を増やして、その仲間がいなくなってグループが崩壊したところまで話しました。

親に家賃を払ってもらってる状態も良くないし、普通に働くつもりもない。パチンコスロットで貯金もできていたので、成人式の後に一人暮らしを完全に始めることを決意します。自分で稼げてるし、ちょっと楽しいし、稼いだ金でやってみたいことをやってみようと。

当時、僕に大きな影響を与えたのが梅屋シンさんです。パチンコ屋が閉まった後にスカパーで深夜のパチスロ番組を見てたら、梅屋シンさんがめちゃくちゃかっこよく映ってたんですよ。「こんなかっこいい人がスロプロやってるんだ」って。僕がスロプロになったのは、間違いなくあれの影響が大きいですね。当時はバリバリの必勝本読者で、完全に信者でした。後に自分がスロマガのライターになるんですけど、この時はただの読者です。

一人になった途端、全然勝てなくなった

正式にスロプロになって最初の月、収支がめちゃくちゃひどかったんです。しかもその大半が、たった1日のイベントで勝った分。プロ生活初めての結果がそれで、「このままだと生活が成り立たない」と焦りました。

原因ははっきりしてて、条件が変わったんですよ。今までは仲間と人数をかけて、並びで台を絞って設定6を打てていた。それが仲間の一人は実家に帰り、もう一人は大学の単位を落として通いになって予定が合わなくなって、僕は一人になった。一人だと強い地域に通うのも大変で、そこで頑張ってる連中に勝てないと思っちゃったんですね。

「6のつく日」の法則を見つけて息を吹き返した

生活がかかってるんで、真面目に店を探し出します。いろんな店に入って、ノートにAランクBランクみたいに書いて。そのときたまたま住んでた駅前の店が、スロットイベントの日に設定を入れてたんです。

エヴァンゲリオンの、設定がすごく分かりやすい機種があって、それがえらいハマってるのを見て「なんでこんなハマってるんだろう、設定入ってるのかな」と。よくよく見たら、前日前々日ほぼ稼働のない台に入ってる。それで「6のつく日に入ってるんじゃないか」と気づいたんですよね。生活かかってるんで6のつく日に通い出したら、ほぼ毎回設定6が打てました。誰も他に気づいてなかったんです。

パソコンを買って堕落した

ところがここで僕、パソコンを買っちゃうんですよ。オンラインゲームにハマって、完全に家に引きこもります。稼働しないで家でダラダラして、収支は伸びない、貯金は増えない、ゲームには金を使う。マジでやばいなって状態でした。

焦って仲間とノリ打ちを再開するんですけど、そこに先輩の知り合いみたいな人が一人入ってきて、意見が衝突したり気を使ったりする変な感覚になって、狙いの共有でも揉めて、友達とも気まずくなる。今まではお互いの性格が分かってて成り立ってたものが、一人増えただけで崩れるんだなって思いましたね。

日和るのをやめて「奪いに行く」と決めた日

その頃よく行ってた郊外の店に、僕より先に設定投入の法則に気づいて狙ってる人たちがいたんです。僕はそれに一歩引いちゃって、日和って朝から行かないから取れない、行っても毎回取られてる、みたいな状態でした。

あるとき「これじゃダメだ」と思って、思い切って朝から場所取りをして、正面から挑んだんですよ。そしたら意外とあっさり取れたんですね。そこで「ああ、パチンコとかスロットって結構弱肉強食なんだ」って、スイッチが入りました。人から奪うみたいなことを初めてやって、一皮むけた。遠慮して日和ってた頃は毎回取られてたのに、挑んだら収支がぐっと上がりだしたんです。

それからは立ち回りも変わりました。みんながハイスペックの人気機種を取り合ってる中で、僕はミドルスペックの分かりやすい機種を狙う。荒れるからみんなが敬遠する台ほどマークが薄くて、設定はちゃんと入ってる。常連とも仲良くなって貴重な情報が入るようになって、一人でも勝てるようになっていきました。

それでも環境の変化には勝てなかった

でも、いい時代は続かないんですよね。頼っていた地域の状況が急に悪くなって、イベントがなくなり、設定も入らなくなり、収支が一気に落ちました。かなり依存してた分、崩れるのも早かった。

そこで僕が取った行動が最悪で、キャバクラにハマって金を使い、「これはまずい」と思って始めたのがホストです。安直ですよね。コミュニケーション能力なんて元々ないんだから、できるわけないんですよ。すぐ辞めて、報酬もほとんどもらえませんでした。

スロットの状況は戻らない、貯金は減っていく。このままだと破産すると思いました、マジで。それで実家に帰るしかないなと。ただその直前に、「楽して稼ぐ」って検索してネットビジネスの存在を知ってたんです。自分はスロットの勝ち方なら人に教えられるかもしれない、と。スロプロとして独立してみたものの環境に対応できなくて、ホストもダメで、実家に帰るという選択をした僕ですけど、この「ネットビジネスの存在を知っていた」ことが、今思うと大きな転機だったのかもしれませんね。

この記事に書いたことへの質問

Q. スロプロになって最初に学んだことは何ですか?
A. 環境が変わると今までの勝ち方が通用しなくなる、ということです。仲間ありきの立ち回りは、一人になった瞬間に崩れました。何に依存して勝てているのかを自覚しないと危ないです。

Q. 「6のつく日」みたいな法則はどうやって見つけたんですか?
A. ハマってる台を見て「なんでだろう」と考えて、前日前々日のデータまで遡って確認しただけです。ノートに店のランクを書いて通い続けたから気づけました。誰も見てないところを見るだけです。

Q. ライバルがいる店で日和ってしまいます。
A. 僕も日和ってました。でも思い切って挑んだら意外とあっさり勝てたんです。パチスロは弱肉強食で、遠慮してる側は毎回取られます。奪いに行くと決めてから収支が上がりました。

Q. 一番の失敗は何でしたか?
A. パソコンを買ってオンラインゲームにハマったことと、環境が悪くなった時に対策せずキャバクラとホストに逃げたことです。稼げてる時ほど堕落が始まります。

続きは動画で話しています → 夏目五郎のYouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/watch?v=Dq-ccSLZEv8